仁義なきキリスト教史

- 作者: 架神恭介
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/12/07
- メディア: 文庫
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どんな本か
ユダヤ組事務所エルサレム宮殿で、ユダヤ組やくざのイエスが、任侠道にもとるとブチ切れ、「こんクソよごれども、ぶち殺しちゃる!」言いながらテキ屋連中を追い払うの図。
キリスト教にまつわる人物を全てやくざに置き換えた歴史小説。演出はありながらも本筋は聖書、史実に沿っている。
「 あいつら、言うてみりゃあ人の罪でメシ食うとるんじゃ」by ルター 等の名言と汚い広島弁で楽しく読み進められるが、キリスト教の成り立ち、以降の変化が見えて興味がわき、キリスト教をもっと知るきっかけになった。
誰向けの本か
もうちょっと章を増やして、色んな時代を読みたい。魔女狩り編とか。あと、現代のキリスト組若い衆の間ではヤハウェ大親分のことはどういう扱いなんだろう。